こんにちは、Naoです!

 

今回はベンチャー企業の就活のやり方や注意点についてお話ししていきます。

以前、ベンチャーと大手の違いについてお話ししましたが、今回はベンチャー企業の就活に焦点をおきます。

私自身ベンチャー企業に就職を決めたので、ベンチャー志望の方々の参考になれば幸いです。

 

ベンチャー企業とは

 

 

ベンチャー企業とは、設立して数年くらいできたばかりの企業、もしくは常に挑戦的な選択をしている企業です。

 

ベンチャーと一言で言っても、スタートアップ、アーリー、レイター、メガというように会社のフェーズによって分類することができます。

そして、フェーズによって求められる人材も異なります。

 

 

ベンチャー企業の就職活動

 

 

ベンチャー企業の就職活動は早いです。

通常、経団連に所属している企業は就職活動の解禁が規則で決まっていますので、それより早く選考活動を行うことはできません。

 

しかし、ベンチャーは経団連に所属していない企業が多いです。

そのため一般的に知られている就職活動の解禁よりも早く選考が行われます。

 

大学3年生の夏からインターンシップが大々的に行われますが、そのインターンシップから本選考を始める企業もあります。

また、場合によっては就職活動が解禁になった頃にはすでに選考が終わっているという場合もあります。

もし、ベンチャー企業への就職を希望している方は、スケジュールが一般的な就職活動とは異なるということをご承知ください。

 

ベンチャーは企業によって、選考が全く違います。

筆記試験がある企業もあれば、ない企業もあります。

ESを書く企業もあれば、履歴書のみという企業もあります。

個別でプレゼン等の課題を出す企業もあります。

基準等も全く違うので、ベンチャー企業の就活を大手の練習とするのは、あまり効果はありません。

 

もちろん面接を実践することはできますが、そもそも企業によって選考基準は違うので、ベンチャー企業でたくさん内定をもらったからといって、大手企業でもたくさん内定をもらえるわけではありません。

 

 

ベンチャーでの心意気

 

 

ベンチャー企業に入社するならば、ベンチャーの思考法でなければいけません。

世に言うベンチャーマインドというものです。

目的はなんでも良いのですが、それに向かって頑張ることができるかどうかが重要です。

できないようであれば、ベンチャー企業で生きていくのは非常に厳しいでしょう。

 

確実にお金が大手企業より稼げるというわけではありませんし、残業時間もおそらく長いです。

福利厚生なんてものは無いに等しく、ワークライフバランスを考えることはほぼ無理です。

このような環境に身を置く以上、必ず目的を達成するという固い意志が必要になります。

そうしなければ、モチベーションがなくベンチャーに就職する意味はないでしょう。

 

逆に、明確な目的があり、それに向かって努力できる人間はベンチャーにぴったりだと思います。

そのような経験を持つ方はぜひ面接などで話すべきでしょう。

 

 

ベンチャーの思考法

 

 

ベンチャー企業の就職活動で強い思考法について説明します。

それは逆算思考です。

 

逆算思考とは目標を設定し、その目標を達成する道筋を考えることです。

理想の自分と現状の自分を的確に分析し、現在できていること、できていないことを洗い出します。

 

目標設定にもコツがあります。それは期限を設定することです。

いついつまでに、こうなるということを決めます。

それがあることによって、今やらなければないことなどの優先順位や、必要なスピード感というものがわかります。

 

 

具体的な例

 

 

例えば「英語未経験者が1年以内に英語をペラペラに喋れるようにする」という目標を立てたとします。

ペラペラの状態を100とすると、現状は0です。

1年でペラペラということは、まず自分が英語を喋れること、そして相手の英語が聞き取れること、その意味が理解できるというこの3つが必要になります。

 

自分が英語を喋るには、単語の発音、アクセントを理解する必要があります。

相手の英語を聞き取るには、耳を英語に慣れさせる必要があります。

意味を理解するには、単語の意味や熟語、構文等の文法を理解している必要があります。

文法だけに1年間使ってしまうと、目標を達成できません。

 

このようにやるべきこと、できないこと等を因数分解していき、一番やらなければならないことはなんなのか、そしてそれはいつまでにやらないと目標に間に合わないのかということを考え、実践していく思考法です。

 

 

フェーズによる違い

 

 

ベンチャー企業もフェーズによって分類できます。

そのフェーズによって、求められる人材が異なるので、それを説明します。

 

スタートアップベンチャーやアーリーベンチャーは、できたばかりで非常に不安定です。

この時に必要な人材は、優秀かつ、自分の頭で考えて、死ぬ気で働いてくれる人材です。

 

また、価値観が一致していることも重要です。少人数なのにみんながみんなバラバラの方向を向いていてはまとまらず、内部分裂を起こします。

即戦力が欲しいので、中途の方が多いです。会社が生きるか死ぬかの瀬戸際なので、休みもなく、深夜まで残業することもザラでしょう。

会社の基盤を作る第一創業期に当たり、厳しい環境を求める方にオススメです。

 

レイターベンチャー、メガベンチャーはある程度ビジネスモデルが出来上がっており、それを円滑に回すために、人の数が必要になります。

もちろんスタートアップやアーリーの条件も求められますが、そことは違い、新卒を採用する余裕があります。

 

新卒としてベンチャーに就職するなら、レイターやメガがオススメです。

採用を増やして、会社拡大を目指す第二創業期に当たります。

 

興味の持たれ方

 

 

私の思う最も効率的な興味の持たれ方は、自分が他の人とは異なることを示すことです。

例えば、時給が発生するようなスタートアップ系ベンチャーでの長期インターンシップで、利益を出し結果を残したとします。

 

長期インターンという名前でも、この場合は、もはや社員と変わらない仕事をすることになります。

つまり、学生のうちから働く経験があるということで、研修のコストが他の学生よりも少なくて済む上に即戦力となりうるので、欲しがられます。

さらに実際に利益を上げたという結果も伴っているので、こんな学生は他にはいないだろうと判断でき、興味を持ってもらえます。

 

また、起業経験がある人も珍しいので興味を持ってもらえます。

企業する=経営者になるということで、経営者視点をはじめから持っている学生ということになりますし、ビジネスの厳しさをはじめから知っているということも、プラスです。

そもそも学生起業家なんてほぼいないので、それだけで他の学生と差がつきます。

 

また、ベンチャーは基本的に成長に貪欲です。そのために社員をたくさん働かせるのです。

ベンチャー企業はたくさん働いてくれるような骨のある社員を求めています。

しかし、近年そのような学生は減少傾向にあります。

そこで、「死ぬ気で働きます」という気概のある人がいれば、とってくれる可能性は高まります。

「〇〇という夢があるので死ぬ気で働きます」とでも言えれば、きっと興味を持ってもらえます。

 

 

今回は大まかにベンチャー企業の就活についてお話ししました。

ベンチャーを志望する方々の助けになれれば幸いです!