こんにちは！Naoです！
今回からは就職活動の質問について説明していこうと思います。
ひとくちに質問といっても、場によって異なります。
今回は質問の概要と説明会時の質問についてお話ししていきます。
目次
質問について
質問とは、自分の疑問に思うことを相手に尋ねることです。
就活において、質問は非常に重要な要素になります。
大勢の中で手をあげて質問ができるかどうか、質の高い質問をできるかどうか、ということは非常に重要です。
質問は企業側に対して、自分の疑問点をぶつけることができる良い機会です。
これによって、志望する企業の情報を直接得ることができます。
また、事前に質問を考えていって、志望度を明確にすることができます。
チャンスがあれば積極的に行っていくべき行動です。
質問をする場は、主に4つあります。
今回はその中で、説明会時の質問についてご説明します。
説明会時の質問
説明会時の質問は、説明会がある程度終わった後に、挙手制で行われます。
「ここまでで何か質問はございますか？」「ここで質疑応答の時間を取ります」のような言葉が発せられたら質問タイムです。
ただし、説明会時の質問会は挙手制で時間が決まっているので、時間制限があります。
早めに聞かないと、時間切れで聞けない可能性もあるので注意しましょう。
質問相手は人事であったり、その時に話している代表であったり様々です。
ベンチャー企業だど、運が良ければ社長が出てくることもあります。
説明会は選考ではありませんが、この時から印象的な学生はチェックをつけられ、人事から注目されることもあるようなので、気を抜かずに行いましょう。
就活生がよくする質問
就活生がよくする質問をご紹介します。
「〇〇様（質問の回答者）の夢を教えてください」
これは回答者の名前さえ覚えていれば、いつでも聞ける優れものです。
ただし、その手軽さから様々な人が聞くので、誰でもできる質問になってしまいます。
そもそもその人の夢を聞いて何か得があるかという問題もございます。
「〇〇様の働く上での目標はなんですか？」
この質問も同様に質問しやすく、よく聞く質問になります。
この質問の意図は、その企業で働く上でそのようなことを目標にしているのかを聞く質問だと思います。
「御社で得られるやりがいはなんですか？」
やりがいについてもよく聞きます。
正直な話、やりがいなんて人それぞれなので、聞いてもあまり参考にはならないと思うのですが、聞きやすい質問なので、よく聞きます。
夢、目標、やりがいなどを聞く質問は特に定番です。
誰もがする質問になっているので、これらの質問をしたところで、企業の方の印象に残ることは特にないでしょう。
「どうしても質問しておきたいけど、何を話して良いか分からない」という方はこれらの質問をするのも一つの手です。
私も困った時はこのような質問をしていました。
良い質問とはキラークエスチョンである
それではどういうが良い質問なのでしょうか？
企業側が説明会で話すことは、ホームページで確認できることであったり、もらう資料に書いてあることです。
その内容だけ聞くのであれば、別に説明会に行かないでも情報を得られます。
その場でした方が良い質問は、ホームページや資料に書いていない質問をして、企業の本質を見抜く質問です。
企業の本質を見抜くような質問のことをキラークエスチョンと言います。
具体的にどのような質問をした方が良いか、少し例を出して説明します。
平均年収とトップ年収の差について
平均年収は上場している会社であれば、IR情報が出ているので、調べればすぐにわかります。
しかし、トップの年収はわかりません。
平均年収が同じだったとしても、年収の分布がなだらかな可能性もありますし、下と上で開きがある可能性もあります。
これを聞くことができれば、社内で格差があるのか、そうでないのかということが分かります。
また、上限を知ることによって自分の理想の額にどれだけ近いかも知ることができます。
企業側にも、「この学生はトップの年収を狙っているんだな」と思わせることができます。
特にベンチャー企業ではこれを聞いた方が良いです。
ベンチャーの平均年収は正直あてになりません。
結果を出す人は多くもらえ、そうでない人は全くもらえないと、ばらつきがすごいからです。
しかし知らないよりはましです。
上場していない企業は基本的に平均年収を知ることができません。
ただ単に平均年収がどれくらいかということを聞くよりも、それにプラスして働く意欲のあることを聞けば、平均年収が知れるだけでなく、人事に良い印象を与えることにもつながります。
そもそも平均年収自体が少ない企業で働くのは誰でも嫌でしょうし、ベンチャーは上限がある程度決まっていることも多くあります。
どの層が辞めているのか？
離職率は学生にとって気になる指標の一つです。
そのため「離職率はどのくらいですか？」という質問をしてしまいがちです。
確かに、離職率が高い企業には誰でも入りたくないでしょう。
しかし、その離職率の見方が重要なのです。
ただの数値として見るのではなく、どこの層が辞めているか知る事によって、様々なことを推測できます。
例えば、同じ20％だったとしても、上が辞めるのか下が辞めるのかによって意味は異なります。
若い層ばかりが辞めているのであれば、若い社員の待遇があまり良くない可能性があります。
もしくは、社内に昇進の可能性が薄いという可能性も考えられます。
一方、特に辞める層が集中していなければ、人間関係か転職という可能性が考えられます。
離職率は確かに気になる数値ですが、それだけ聞くとあまり良い印象ではありません。
そこで、質問の意図をずらしてついでに教えてもらような聞き方をしましょう。
そうすれば悪い印象を与えることもなく、離職率系の質問もできます。
最近抱えている経営課題2つ教えてください
この質問は、質問を回答してくれる人にとって、答えにくい質問をすることによって、企業の本質を知ろうする質問です。
「最近抱えている経営課題を教えてください」という質問だけだと、普通に答えられてしまいます。
しかし「2つ教えてください」という言葉を付け加えることによって、悩ませることができます。
そこから疑問に思うことがあれば、最近のニュースとかに絡めてさらに質問すれば、「この学生鋭いな」と思わせることができます。
一番良いのは、企業の人から「鋭いな」という声や感嘆の声が聞こえることです。
そのような質問ができれば完璧です。
良くない質問とは、聞かなくてもわかること
一方で良くない質問もあります。
それは聞かなくてもわかるような質問のことです。
例えば、ホームページに載っているような事柄を、自分がホームページを確認していないがために質問してしまってはいけません。
なぜなら、自分がホームページを確認していないことを自ら宣言しているようなものだからです。
人事も答えてくれるでしょうが、本心では「自分で調べてください」と思うことでしょう。
また、働くことにマイナスイメージを持っていると思われるような質問も避けましょう。
「ワークライフバランス」「有給取得率」「離職率」「年収」だけを聞くような質問はなるべく避けてください。
あなたが企業側だったとして、これらの質問を受けた際どう思いますか？
「この学生は仕事のことよりもそれ以外のことが気になっているんだな」と判断されてしまってもおかしくありません。
確かにこれらの要素は働く上でも重要になってくるものです。
ただし、説明会の時点で聞くのはやめましょう。
説明会時の質問についてご説明しました。
具体例の質問は、あくまでも例です。
他にも色々あると思いますし、自分で企業研究をしている際にどうしても気になってしまうことがあるのであれば、それを聞いても良いです。
重要なのは「質問をすること」と「質問によって、企業の本質を見抜くこと」です。
企業の本質を見抜くといっても、見抜くための情報は人によって異なります。
自分が納得できる回答が返ってくるなら、それで良いでしょう。
説明会では「質問してやるんだ」という気概を持って参加することをおすすめします。
皆様のご参考になれば幸いです。
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