こんにちは!Naoです!

 

今回は、前々回からお話ししている質問の中で、特に重要な面接の時の質問についてご説明していきます。

その中でも面接でどのような質問をしたら良いかということについて説明するので、お悩みの方はぜひ参考にしてください。

 

 

面接での質問とは

 

 

面接はあなたのことだけを聞かれるわけではありません。

面接でも自分が質問をすることがあります。

具体的には、面接の最後に「最後に何か質問はありますか?」ということを言われた時です。

これを逆質問と言います。

 

この時に間違っても「特にありません」と言ってはいけません。

この質問は面接官にアピールできる絶好の機会なので、きちんと対策して臨みましょう!

面接についてはこちらでまとめています。

選考対策 就職活動で避けられない面接試験

 

 

 

逆質問の役割

 

 

逆質問はこれまでの説明会や座談会の質問のように自分の知りたいことを聞くような場ではありません。

もちろんその要素もありますが、それよりも企業に自分をアピールする場であるということを意識してください。

 

面接では基本的には聞かれたことに答えるだけです。

話をたくさん用意していたり、その企業についてよく調べていたとしても、その知識を問うような質問が来なければ意味をなしません。

 

逆質問では自分から話を振ることができます。

つまり、面接の最中に言うことができなかったことをこの機会にアピールできます。

 

 

企業側は逆質問で何を知りたいのか?

 

 

逆質問で企業側が知りたいことは主に2つあると思います。

 

相互理解

 

就活では、学生側は企業のことについて十分な情報がないまま就職先を決めなければなりません。

その結果、「思っていたのと違った」という理由で入社後3年以内に退職してしまう人が増えています。

そのようなことが起きると、企業側にとっても被害があります。

一般的に新卒採用1人にかかる費用は約100万と言われています。

100万円かけてやっとの思いで捕まえた学生にはその分の働きをしてもらわなければなりません。

しかしすぐに辞められてしまうとその費用が回収できません。

 

入社後3年以内に辞めてしまうようなことは学生側にとっても企業側にとっても非効率なことです。

それを防ぐためにも企業側が面接の段階で少しでも相互理解を進めようとします。

そのための手段として逆質問が行われるのです。

 

 

視点、視野、視座について

 

 

また、学生がどんなことを聞いてくるかを見ています。

 

視点がどこにあるか、視野が広いか、視座が高いかどうかということを質問の内容から探り、学生の評価をしています。

図に表すと次のような感じです。

 

例えばその企業の今後の成長戦略について質問をするとします。

「御社の今後の成長戦略について教えてください」

このように聞くのが最もスタンダードです。

視野が広いと思われることは特にないでしょう。

 

ただこれを次のように変えます。

「最近見たニュースで御社の業界が今後厳しくなると知りました。他者との競争もしつつ業界的な危機も乗り越えなければならないという状況の上で、御社の今後の成長戦略について教えてください」

質問の内容としては同じです。

ですが、その前にその質問をした意図を付け加えました。

これによって「業界のニュースやトレンドを踏まえた上で質問をしている」ということアピールができます。

目先のことだけではなく、周囲の状況を踏まえた視野の広さをアピールできます。

 

最後に次のように変えます。

「2020年以降、日本全体の景気が落ち込む可能性があります。2020年以降の御社の中期的な成長戦略と長期的な成長戦略について教えてください」

これは世の中の流れを俯瞰して見て、その中でどう動いていくかという視座の高さをアピールする質問です。

 

このように質問にも意図を話すかどうかによって相手に伝わるものが異なります。

何を考えてその質問をしたのかということを相手に伝えることも重要なことです。

 

 

逆質問の考え方

 

 

逆質問はアピールできる場ということをお伝えしてきました。

先ほどは視野や視座の例を出しましたが、そうではないアピール方法ももちろんあります。

例えば、絶対に入社したいということを質問を通して伝えることです。

 

私がよくやっていたのは、その社員の業務について聞いていました。

具体的には「営業としてどのような人を相手にするのか」「アポイントの取り方は?」「一日の生活リズムは?」「アポ取得から受注までの具体的な期間は?」

などです。

このように具体的なことを聞くことによって「この学生は働くイメージを持とうとしているな」と思わせることができます。

あとは「自分が御社で営業していると仮定して」と前置きをして話したこともあります。

その質問が的を得ていれば、「鋭いね」もしくは「まさしくそうだね」と言ってもらえます。

 

逆質問はアピールの場です。

アピールの方法は様々ですが、「この学生を取りたい」と思わせれば良いのです。

能力が優秀であると思わせても良いし、熱意があると思わせても良いです。

 

面接官があなたの質問を聞いてどのように思うのかということを意識して質問してみてください。

 

 

困った時どう切り抜ける?

 

 

とは言っても何を聞けば良いかわからない方も多いと思います。

そこで私がよくやっていた対策方法についてご説明します。

 

ニュースに絡める

 

その企業、もしくは業界に関わるニュースについてあらかじめ調べておき、それを交えながら質問します。

一番良いのは日経新聞とかですが、普通にヤフーニュースとかでも構わないと思います。

グーグルアラートという機能を使えば、自分の登録した単語に関するニュースが自動的に送られてくるので、そういうのを使うのもオススメです。

ニュースは見るだけで良いので、最悪面接前の電車の中とかでできます。

 

業務をする上で不安なことを聞く

 

仕事をする上で不安なこと、例えばアポの取り方やプレゼンの方法などを聞きます。

これに関しては学生は皆不安に思っていることなので聞いても特に何も思われません。

逆に働くイメージを持っているとアピールできるので、やりがいや夢を聞くよりもよっぽど優秀だと思います。

 

話の中で疑問に思ったことを聞く

 

私は上の2つであらかじめ3つくらい質問を考えておき、この手法で時間を稼ぐというやり方をしていました。

 

これは自分が質問したことについてさらに深く聞いていきます。

「もう少し具体的にお願いします」「それって、こういうことですか?」などのように話を深めていきます。

これをすることによってメリットが2つあります。

1つは熱心な学生だと思われること。

もう1つは時間を稼げることです。

 

深く聞くことによって「疑問をしっかり解消できる能力があるんだな」と思ってもらえます。

世の中には意外とわからないことをわからないままにする人が多いです。

それをしないということをアピールできます。

 

また、「もう少し具体的に」というと、さらにわかりやすく説明してくれます。

わかりやすくということはそれだけ言葉が多くなります。

つまり時間が潰れます。

一つの質問しかしなくても深めて行くだけで相当な時間を稼げるのでオススメです。

 

 

今回は逆質問についてお話ししてきました。

皆様の参考になれば幸いです。