こんにちは!Naoです!

 

今回から、職業についてお話ししていきたいと思います。

就活において、企業を選ぶことは非常に重要ですが、自分がなんの職務をするのかということも重要だと思います。

今回は営業の中でも個人に対する営業についてお話ししていきます。

 

個人営業とは

 

 

個人営業とは、企業を相手にするのではなく、消費者を相手にした販売活動を行うことです。

消費者相手ではありますが、その種類は様々です。

 

店舗を持ち、そこに来る消費者を相手にすること。

例えばアパレルや百貨店で働いている店員さんを想像するとわかりやすいと思います。

他には、生命保険のように実際に消費者のもとを訪れる訪問販売や、電話で直接営業をかける営業もあります。

 

ただ、近年では電話で直接営業をかけたり、実際に消費者のもとを訪れる訪問販売は少なくなってきています。

その原因はアマゾンなどでなんでも買えるようになったり、欲しいものの情報がいくらでもネットで手に入るからです。

 

消費者は英語でcomsumerと言います。

この頭文字をとって、B to Cのビジネスというので、ご存知ない方は覚えておくと良いと思います。

Business to Consumer の略です。

 

 

個人営業をやることによるメリットとデメリット

 

 

それでは個人営業をやることによって得られるメリットとデメリットをご説明します。

 

メリット1:消費者の声を聞ける

 

商品やサービスは消費者のニーズをもとに作られます。

消費者相手の商売をしていると、消費者が何を考えているのかという実際の声を生で聞くことができます。

ビジネスにおいて、顧客視点は非常に重要なものです。

これがなければせっかく作った商品が制作側の都合のみでできていて、全く売れないということが現実によく起こります。

 

この顧客視点を生で身につけられることは大きなメリットです。

 

メリット2:様々なスキルが身につく

 

消費者は初めから商品を欲しいと思っているわけではありません。

中には全く興味のない商品を紹介されて怒る人もいます。

そんな人を相手に商品を売っていかなければならないのですが、そのためには様々なスキルが必要になります。

例えば、相手の言うことを否定しないというスキルや、ニーズを気づかせてあげるスキル、プレゼンをするスキルなどです。

消費者相手の営業をする上でこのようなスキルがないと仕事にならないので、自然と身につきます。

 

デメリット1:ストレス

 

消費者は全員が全員優しい人ではありません。

中には怒鳴ってくるような人もいるでしょう。

またそっけなく断られることも多いです。

このような状況の中でも、ノルマのためにともかくたくさんの人に会っていく必要があります。

そうすると自然とストレスが溜まっていきます。

 

デメリット2:仕事がなくなる可能性

 

小売業はだんだん店舗が少なくなってきています。

オンラインショップに移行しているのです。

この状況では、アパレルや百貨店などで販売員をしている人は職が無くなってしまう可能性があります。

 

また、訪問販売も以前よりはずっと少なくなってきています。

なくなることはないとは思いますが、減少していくことは事実です。

その分職が減っていく可能性は大いにあります。

この場合、転職したくても転職先が限られてしまうという自体が起こります。

 

これらは日本の人口が減少していることが主な理由です。

人口減少はどうしようもない事実なので、厳しいと言えます。

 

 

この仕事をして役に立つこと

 

 

個人営業をやることによって身につく力についてお話ししていきます。

身につくものの数自体は非常に多いので、今回はその一部をご紹介していきます。

 

相手の気持ちを変えることができる

 

消費者は全員が全員商品を欲しいと思ってくれているわけではありません。

その商品を買ってもらえるということは、その消費者の中の価値観を変えられたということです。

人の価値観を変えることは非常に難しいことですが、それができるようになります。

 

人との付き合い方が非常に簡単になる

 

仕事以外でも役に立つことがあります。

相手の言うことを否定しないと言うスキルを身につけることによって、人間関係が円滑になるのです。

人は自分の言うことを否定されてしまうと、心の距離ができてしまいます。

一方で、自分の言うことを肯定されると自然と嬉しくなるものです。

 

相手の言うことを肯定してあげる癖が仕事でできていれば、生きて行く上で非常に楽になるでしょう。

 

初対面の人とすぐ仲良くなれる

 

取引相手は初対面の人ばかりです。

その人たちを相手にするということは自動的に知らない人と交流を持つことになります。

また、特定の消費者と何回も何回も会ってようやく購入してもらうというよりは、2、3回あったらそのまま購入してもらえるのが理想です。

そのためには初対面の頃からどれだけ仲良くなれるかが勝負になります。

まずは警戒心を解くことが取引への第一歩だからです。

このようなことをしていると自然と初対面の人でも仲良くなれるようになります。

 

 

個人営業の難しい点

 

 

ただ、難しい点も多くあります。

デメリットとして説明したストレスの問題や仕事がなくなる可能性も大いにありますが、仕事をして行く上で困難になることを紹介していきます。

 

意外と体力を使う

 

販売職であれば勤務時間中はずっと立ちっぱなしだと思います。

また、お客さんがいつ来るか分からないのでろくに気を抜くこともできません。

 

訪問販売であれば、毎回毎回お客さんのところに行かなければなりません。

それも1日5件とか6件ではなく、何十件と回ることもあります。

体力と気力が必要になります。

 

飛び込み営業が当たり前

 

訪問販売については、お客様とコンタクトを取るために、友人を紹介してもらうこともありますが、もちろん飛び込み営業をすることもあります。

お客さんのところに行った後に、ついでに何件か飛び込みをするのが当たり前になる可能性があります。

これは扱う商品によって異なりますが、可能性は高いでしょう。

飛び込み営業が苦手という方は注意すべきことです。

 

生活リズムが乱れる

 

消費者を相手にするビジネスの場合、基本的に忙しいのは土日や祝日です。

仕事が休みの時に店舗に買い物に来たり、家でくつろいでいることが多いからです。

そんなチャンスの時に休めるはずがありません。

そのため、休みが不定期になります。

訪問販売だと、夕方以降の方がお客様に会えるならその時間に行くしかありません。

時間も不規則になっていきます。

 

その結果、生活リズムが乱れて不健康になる可能性があります。

しっかり自己管理する必要があります。

 

 

個人営業についてお話ししていきました。

次回は法人営業についてお話ししていこうと思います。