こんにちは!Naoです!
今回はベンチャー企業と大手企業の違いについてお話ししていきたいと思います。
「ベンチャー企業って一体何?」「大手とどう違うの?」「ベンチャーはなんで選考が早いの?」等の疑問を持つ方も多いと思います。
今回、ベンチャーと大手について、それぞれ対比させてみようと思いますので、少しでも疑問の解消になれば幸いです。
目次
ベンチャー企業とは
みなさんが「ベンチャー企業」と聞いたときに思い浮かべる企業はどんな企業でしょうか?
日本で思い浮かべるなら、代表的なのはサイバーエージェントや楽天でしょうか?
では「ベンチャー企業」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?
私は「激務」「ブラック」「不安定」「リスクしかない」というように、マイナスなイメージしかありませんでした。笑
ベンチャー企業の主な特徴としては、会社の仕組みがまだできていない上に人数も少ないため一人当たりの業務量が多いということです。
他には、給料は能力給である、倒産リスクが大手より高い、様々な事業をやっている等が特徴です。
基本的にベンチャー企業とは「成長に貪欲な社風の企業」というように覚えてもらえれば良いと思います。
リスクがあっても、常に新しいものを生み出し続ける会社です。
リスクがあるので、失敗すれば最悪倒産してしまうかもしれません。
だからベンチャーは不安定というイメージがつきやすいのです。
ベンチャーの種類
一言でベンチャー企業といっても、その中でもスタートアップ、アーリー、レイター、メガという5種類に分類することができます。
さらに言うと、メガベンチャーが成長すると、大手企業になると考えられます。
しかし、分類の方法は様々で、一概には言えないので、注意してください。
今回は2つの分類の方法をお話しします。
操業年数による分類
1年:スタートアップ
2〜5年:アーリー
6〜10年:レイター
11〜15年:メガ
15〜20年:大手
ビジネスモデルの数による分類
0:スタートアップ
1:アーリー
2〜4:レイター
4〜6:メガ
このように分類できます。
ビジネスモデルとは、安定して稼げる事業の数で分類されます。
スタートアップはできたばかりで、まだ安定していないので、ビジネスモデルが0です。
自分の受ける会社がどのフェーズにいるのかによって、仕事内容も異なります。
たとえば、自分に厳しい環境を徹底的に求めるのなら、スタートアップが良いと思いますし、ベンチャーの中でも安定を求めるならメガに行くと会社は潰れにくいでしょう。
大手企業とは
言わずと知れた大企業のことです。
大企業の特徴としては、すでに企業の仕組みが出来上がっていること、仕事が細分化されていることが挙げられます。
他には比較的安定していることや、福利厚生が手厚いこと、知名度があることなど多数あります。
ただ、注意して欲しいことは、大手企業も昔はベンチャー企業でした。
順調に成長して、大きくなったから今の地位を築けたのです。
完全に別物というわけではありません。
ベンチャーに入るメリット
10年前であれば、ベンチャー企業に入るメリットはあまりないように思えました。
しかし現在、ベンチャーに入るメリットがあると思います。
だからこそ私はベンチャー企業を選びました。
その理由を説明していきます。
汎用性の高い能力が身につく
ベンチャー企業は、一人当たりの業務量が多いです。
何故ならば、人がいないため全て自分でやるしかないのです。
逆を言えば、大手の人たちが経験できないことを経験できます。
また、業務だけでなく、組織づくりも同時にやっていく必要があります。
どんな会社も一つの組織です。
会社である以上組織づくりをする力は必須になるので、どの会社に行っても使えるスキルになることでしょう。
転職の可能性が広がる
大手企業では、専門性が身につきます。
しかしその専門性はその会社、その業界でしか身につきません。
一方、ベンチャー企業では、どこでも使えるスキルが身につくので、その分転職先も広がります。
今の時代一つの会社に40年以上勤められる可能性は高くないので、転職の選択肢があるかないかは大きな差になります。
最も不幸なのは選択肢がないことです。
昇進の可能性が高い
ベンチャー企業は結果を出せば学歴に関係なく昇進させます。
大手企業だと高学歴でないと出世街道にすら乗らせてもらえないこともあるそうですが、ベンチャーだと結果が出なければ、いくら学歴が良くても行くまで立っても昇進できません。
大手に入るメリット
誰しもが知っているような大手企業に入ることは簡単ではないので、すごいことですし、周りからも褒められます。
私も就活を始めた当初は大手企業に入りたかったです。
それは大手に当時の私が求めるメリットがたくさんあったからです。
安定した生活
安定した生活を送れるという事が大きなメリットです。
大手企業は福利厚生がしっかり整っていて、近年は残業にも厳しいので、私生活と仕事のバランスを取る事が可能になります。
さらに、給料も勤続年数が多くなればなるほど上がっていきますし、業界によってはそもそも給料の水準が高いこともあります。
例えば商社や金融は他の業界に比べて高めの水準になっています。
雇用も比較的安定しています。
充実した研修制度
大手企業では、研修が充実しています。
社会人になって慣れない中、仕事もよく分からない状況が長く続くと、非常に心理的に辛い状態になります。
中には4月に入社して、5月頃にはやめてしまう人もいるそうです。
そんな中、研修が充実していれば、自分がどのように仕事をしていくのか具体的に学ぶことができるので、ストレスも少なくてすみます。
特に、営業をやったことがない人に、突然「明日から営業をやれ」と言っても普通できません。
その時に、きちんと教えてくれるのか、自分で学べというスタイルなのか、大手は前者になります。
仕事の専門性が高まる
大手企業では仕事の内容が細分化されているため、ある特定の仕事に関してプロフェッショナルになることができます。
知識や前例も蓄積しているため、それを無料で学べます。
例えば、大手広告代理店に入れば、間違いなく職務的な知識やスキルは身につくでしょう。
それを求める方は大手に入るメリットは大いにあります。
ベンチャーの罠
先ほど話したメリットだけ見ると、ベンチャー企業も就職先として魅力的に思えます。
しかし、ベンチャーには気をつけなければならない点が多くあります。
長時間労働簿給
ベンチャー企業は、業務量が多いためにそもそも労働時間が長時間になります。
残業しなければ仕事が終わらないので、残業するしかないのですが、残業代は出ません。
なぜなら、給料が残業代込みで考えられており、基本給は低く設定されているからです。
残業をしなければ、普通の企業よりも圧倒的に少ない賃金で働かなければならない現実があります。
もちろんきちんと残業代を支払う企業もあるとは思いますが、少数派でしょう。
社員を駒としか見ない経営幹部
社員を雇っても、働かせるだけ働かせて、使い物にならなくなったら首を切るような企業も中にはあるそうです。
どの企業も口では社員を大事にすると言いますが、実態は違うようです。
これに関しては、外側から見ても分かりません。
実際に働いている社会人から噂話などを聞いてみるしかないでしょう。
口コミサイトなども参考にしてみてください。
会社の安定性
ベンチャーは基本的にいつ潰れるか分かりません。
企業の生存確率は20年で0.4%と言われています。
1000社あっても4社しか生き残れないのです。
リスクは常に存在しているのでそれを念頭におく必要があります。
もちろん全てのベンチャーがこれらのような特徴を持っているわけではありません。
しかし、このような企業があることは事実です。
また、別の方法で洗脳のようなことをする企業もあります。
甘い言葉で誘ってきますが、騙されてはいけません。
基本的に人事は良いことしか言いません。
入った後に発覚してはもう遅いので、きちんと自分の頭で判断し、決断を下しましょう!
大手の罠
一方、大手企業にも気をつけなければならない点があります。
就職活動中は、大手企業に入ることは就活生のほぼ全員の希望です。
大手から内定をもらうと自慢できますが、入社後にそれは変わります。
入社して数年後には、社会人としてどの企業に属しているかよりも、どんな仕事をしているかということが重要になってきます。
日本の企業はその企業だけにしか役に立たないスキルを磨かせるのが得意です。
ただ、そのスキルはその会社でしか役に立たないので、転職してしまうとせっかくのスキルが役に立たないため給料が下がります。
ある程度の年数を務めてしまうと、たとえ仕事がつまらなくてもその企業でやっていくしかなくなります。
その結果、月曜日が憂鬱になり、金曜日が待ち遠しい生活になってしまうのです。
10年前はそれでも大手企業にいた方が良かったでしょう。
しかし現在、大企業が倒産しないということはすでに神話になっています。
スキルが役に立たないのにその上企業まで倒産されると、どうしようもなくなってしまいます。
この点を気をつけなければなりません。
就活のやり方は同じ??
最後に就職活動のやり方について、説明します。
ベンチャーと大手の仕事内容は全く異なりますが、基本的に求めている人材は同じです。
自分の頭で考えて主体的に行動する優秀な人材が欲しいのです。
そのため、あまり変わらないと言えます。
ただ、ベンチャー企業ではたまに変な質問をされることもあるので注意しましょう。
ベンチャー企業のついてのオススメしたい就活のやり方はまた別の機会に詳しくお話ししたいと思います。
今回はこの辺りで失礼します。
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