こんにちは!Naoです!
今回は前回の続きで具体的な選考内容の中のES(エントリーシート)についてお話ししたいと思います。
「ESってそもそも何?」「エントリーって何?」「どうやって書けば良い?」ということが分かるようにご説明していきます。
目次
選考の流れ
新卒採用選考でESの位置付けは次の通りです。
志望企業に応募(エントリー)
筆記試験+ES提出
説明会
集団面接 or グループディスカッション
個別面接 (複数回)
内々定
ESとは?
ESとはエントリーシートの略で、企業側に自分のことをアピールする書類になります。
企業ごとに設問が用意されており、その内容に即して、自分のことをアピールします。
どのような内容を書いたかによって選考されます。
内容と同様に、わかりやすく書けているかどうか、相手に伝わりやすい文章かどうかということも重要です。
エントリーって一体何?
ここで一つ疑問が生まれると思います。
「エントリーって一体どういう意味?」
私も就活を始めた当初はイメージしにくかったことを覚えています。
エントリーとは、エントリーする企業に対して「私はあなたの企業に対して興味があります」という意思表示のことです。
注意していただきたいのは、「応募する」という意味ではありません。
エントリーしただけだと、その企業から様々なお知らせが来るようになるだけです。
例えば、マイナビやリクナビなどのポータルサイトで、インターンシップに行くために、Aという企業にエントリーしたとします。
その状態は、インターンシップの詳細情報などを閲覧できるようになるだけで、エントリー後にさらにインターンの応募ページにアクセスし、その応募条件を果たして初めて「応募」になります。
応募条件とは、ESや筆記試験、顔写真の提出等で、企業によって異なります。
少々ややこしいですが、やっていくうちに慣れると思います!
ESを書く際の前準備
ESを書く際は特に自己分析というものが重要になってきます
具体的には、エピソードをきちんと深掘りしておく必要があります。
例えば、あなたが「妥協しない人間である」ということをアピールしたければ「実際に妥協しなかったエピソード」を考えておく必要があります。
なぜなら、説得力が増すからです。
ひたすらに「私はこういう人間です!」と言い続けるよりも、具体的なエピソードを交えて伝えるほうが、相手にはうまく伝わります。
自己分析して、自分のエピソードなどをきちんと理解した後に、実際に文章に起こさなければなりません。
その時に文章で正確に物事を伝えるというスキルが必要になります。
せっかく良いエピソードがあったとしても、それをうまく伝えられないなら、エピソードがないのと同じです。
最もスタンダードな文章構造は次のようなものです。
結論→理由→具体例→まとめ
これを意識してみてください!
実際にESを書いてみよう!
それでは実際にESを書いてみましょう!
ESは会社によって異なるので、完璧な対策はできないのですが、よく聞かれる3大質問というものがあります。
・自己PR
・学生時代に頑張ったこと
・志望動機
以上の3つです。
まだ行きたい企業が決まっていない方は志望動機は無理に書く必要はないと思います。
ただ、「自己PR」と「学生時代に頑張ったこと」の2つは、すでに書けることがあるはずなので、書いてみましょう。
今回は「自己PR」を例に考えていきます。
繰り返しになりますが、文書の構造は、結論→理由→具体例→まとめ
一つ例文を書いてみます。
「私は最後までやり抜く人間です。なぜなら、物事を中途半端にすることが好きではないからです。学生時代の部活動では、中途半端にやるのではなく、引退まで全力でやりきり、結果としてインターハイで結果を残しました。私の特徴を貴社でも活かしたいです。」
少し見にくいとは思うのですが、色分けをしてご説明します。
水色は、結論です。
まずは、この文章で何を伝えたいのか、それを最初に持ってくることによって「この人は何を伝えたいのか」ということがすぐに分かります。
結論が分かっていれば、それだけ文章も読みやすいです。
黄色は理由です。
物事には必ず理由があります。理由がない場合は、ただの思いつきのように思われてしまう可能性があります。
理由がある方が安心でしょう。
黄緑色は具体例です。
ここについては、設定される字数によって内容の濃さを変えます。
字数が多ければ、それだけたくさん具体例を書けるので、具体例もなるべく多く用意しておきましょう。
オレンジ色はまとめです。
「私がこういう人間です」ということを伝えたら、それが企業にどのようなメリットがあるのか、ということを書いておきましょう。
「私を採用したら、貴社にとってメリットがある」もしくは「私の特徴を貴社で活かしたいです」という熱意を伝えましょう。
ESのポイント
ESの内容としては、「なぜほかの業界ではなく、うちの業界なのか。その中でもなぜ競合ではなくうちの会社なのか」ということをしっかり意識して書いてください。
これが書けると非常に説得力のあるESになります。
読み手もなぜあなたがその企業に応募してきたのかしっかり理解できるので、ESが通るのはもちろんのこと、面接でもしっかり発言できるでしょう。
効率的なESの書き方
ESの文量は主に200字、300字、500字です。
それぞれ書いても良いのですが、毎回毎回書いているようでは非常に手間がかかります。
そこで、私が実際にやっていた効率的な書き方をご紹介します。
それは大きい文字数から書いて、少ない文字数はそこから削っていくというやり方です。
500字をまずは書きましょう。
その時の内容は、結論や理由を長く書くのではなく、具体例をより分かりやすく書くことを意識しましょう。
具体的には、エピソードの数を増やしたり、より分かりやすいよう表現を工夫したりです。
500字が完成したら、具体例の部分を削ることで字数を合わせるようにします。
これによってそれぞれの字数がすぐに出来上がります。
当たり前ですが、PCの方が効率が良いので、なるべくPCで下書きを作るようにしましょう。
最近だと、ネット上でのESの提出も多いので、ワードなどを用いてPC作成するようにしましょう。
注意すべきこと!
一方で、注意しなければならないこともあります。
自分一人だけでESを書いてしまうと、他の人が読んだ時に分かりにくい可能性があります。
自分のことは自分がよく知っているので、理解できてしまいます。
しかし、他の人は知らないので、表現によっては分かりにくくなってしまうかもしれません。
これを防ぐためには、なるべく多くの人に出来上がったESを確認してもらって、アドバイスをもらうことです。
友達でも親でも、就活サポーターでも誰でも良いと思います。
結論、分かりやすい文章が書ければ良いので、それを意識しましょう。
ただ、悲しいことに採用担当の目線からすると、どの学生もだいたい書いてある内容は同じです。
また、応募者の人数に対して採用担当の人数は圧倒的に少ないです。
そのため、採用担当は一人一人のESの内容を隅々まで確認しているわけではありません。
噂では人工知能にESを任せている企業もあるそうです。
落ちても、あなた自身のエピソードや人格が否定されるわけではないので、気にしないで頑張りましょう!
今回はESについてお話ししていきました。
皆様のお役に立てれば幸いです。
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