こんにちは!Naoです!

 

今回は前回お話ししている内容から引き続き、新卒採用選考で行われる筆記試験についてお話しします!

一部の企業を除いて、多くの企業が行なっている選考になりますので、対策が必須になります。

 

 

選考の流れ

 

 

新卒採用選考での筆記試験の位置付けは次の通りです。

 

志望企業に応募

筆記試験ES提出

説明会

集団面接 or グループディスカッション

個別面接 (複数回)

最終面接

内々定

筆記試験はES提出と同時期に行われるものです。

 

 

Webテスト・筆記試験って何?

 

 

Webテスト・筆記試験とは、企業が応募者を絞る目的で行うテストです。

主にパソコンを使って行われますが、私は紙で問題が配られて、鉛筆で回答したこともあるので、企業によって異なります。

 

問題を解くと点数が出て、その点数が企業の設定するボーダーラインに達しない場合、落とされます。

このボーダーラインは公開されておりませんし、自分の点数も確認することは基本できないので、ご注意ください。

 

 

Webテスト・筆記試験を行う理由

 

 

企業は筆記試験を行う理由は3つあります。

 

就活生の足切り

 

人気企業は採用人数に対して応募者が多いです。

面接を行うにしても応募者全員にしていると時間が全く足りなくなってしまいます。

 

そこで筆記試験のような点数ではっきりと分かるツールを使って基準点に満たない学生を減らしています。

基準点に満たなければ落とされますが、逆にいえば基準点さえ満たしていれば、いくら点をとっても変わりません。

なぜなら、この選考の主な目的は学生の足切りなので、いくら良い成績を取ってもプラス要素にはなりません。

 

性格を掴む

 

筆記試験で行われる適性検査は学校の試験のような、問題を解くものもありますが、それ以外にも性格テストも行います。

その性格テストの結果を見て、面接でその結果が正しいのかどうか確かめるのです。

そこに矛盾が生じれば、落とす一つの要素になります。

 

学生の準備力を見る

 

適性検査は就活生が苦手とするものです。

ただしこれはきちんと対策すれば対応可能です。

 

そのため、もし適性検査で落ちるようならば、ただ準備してこなかったというように判断されてしまうのです。

特に参考書がたくさん売り出されているような筆記テストは特にそうです。

 

 

筆記試験の種類

 

 

筆記試験は次のような種類があります。

 

・適性検査→テスト会社が作成し、能力と性格にわかれる

・時事問題

・小論文

・オリジナルテスト

 

何を行うのかは企業によっては異なります。

全てやる企業もあるかもしれませんので注意してください。

 

時事問題は面接で聞かれるかもしれないので、知っておいて損はないでしょう。

 

 

どのようにして行われるのか?

 

 

適性検査の形式をどのようにして行うのかということについてお話ししていきます。

 

適性検査には受験形式が3つあります。

 

テストセンター方式

 

特定の会場に適性検査を受けに行くという方式です。

事前に日時を予約した後に会場に行き、受付を通ると、パソコンがある部屋に通されるので、そこで問題を解きます。

東京だと新御茶ノ水駅周辺のビルが会場でした。

 

テストセンターの特徴的な点は、結果を使い回しすることができる点です。

例えば、A社とB社から「テストセンターで適性検査を受けてくれ」というお願いが来たとします。

A社でテストセンターを受ければ、その結果をB社にも送ることができるので、2度受ける手間が省けます。

 

ただし、自分の点数はわかりませんし、企業のボーダーラインもわからないので、A社が受かったからといってB社も受かるとは限りません。

テストセンターは一度受けてしまえば楽ですが、この点を気をつけてください。

 

webテスト方式

 

期日までに、パソコンで適性検査を受ける方式です。

パソコンは特に指定はないので、よく大学のパソコンで受けているをよく見かけます。

ただ、一部のパソコンではテストができない可能性もあるので、自分のタイミングで受けれるとしても、余裕を持って受けることをお勧めします。

 

また、この方式はテストセンターのように使い回しできないので、毎回毎回受けなければなりません。

しばらくテストを受けていないと解き方を忘れてしまうこともあるので、定期的に問題練習をすることをお勧めします。

 

ペーパーテスト方式

 

企業が指定する会場で、受験する方式です。

例えば、どこかの会議室などに集められて、説明会の後にそのまま筆記試験を解くというような感じです。

この場合は、パソコンではなく紙で問題が配られることが多いです。

もちろん使い回しはできません。

 

 

適性検査の種類

 

 

適性検査の受け方についてお話ししましたが、使われるテスト自体にも様々な種類がありますので、ご紹介します。

それぞれ別々の企業が作成しているため、適性検査の種類によってやるべき対策方法が全く異なります。

 

SPI3

 

リクルートキャリアが作成する適性検査です。

最もスタンダードなwebテストで、多くの企業が使っています。

 

言語系と非言語系に分かれており、2つの合計点で出します。

言語は国語、非言語は算数と思ってもらえれば良いです。

 

問題の難易度的には「中学3年生までの知識で回答できるほど」らしいですが、とてもその知識では解けないような頭を使う問題もあります。

 

玉手箱

 

SHL社が作成する適性検査です。

「能力テスト」と「性格テスト・意欲テスト」で構成されています。

「能力テスト」は言語3種類、計数3種類、英語2種類の問題形式があります。

 

1問あたりにかけられる時間が少ないので、スピーディーに解いていく必要があります。

少ない時間で、全て解くのではなく、どれだけ正答率を高められるかということが重要です。

 

全て解こうとして一問に対する時間が少なくなるよりも、初めから8割を目標にして、一問あたりの時間を多くして正答率を高める方が良いかもしれません。

 

CAB

 

SHL社が作成する適性検査です。

玉手箱と同じ会社なので、形式も同じことがあります。

 

主にコンピューター職としての適性を見るために使われています。

IT系の企業を志望する方は対策していた方が良いかもしれません。

 

TG-WEB

 

ヒューマネージ社が作成する適性検査です。

この適性検査ではあまり馴染みのない問題が出されるため、高難易度と言われています。

 

3Eテスト

 

エン・ジャパンが作成する適性検査です。

短時間で多くの問題を解くテストで、比較的短時間で終わります。

 

どの問題も法則性があるので、それをいかに早く気づき、さらに多く解けるかということが重要です。

私の実感だと、一度やると法則性がだいたいわかるので、2度目以降は問題なく高得点を叩き出せると思います。

 

クレペリン検査

 

一桁の数字を足して、その1桁目を書くということをひたすらに繰り返す検査です。

やることはシンプルですが、一度始めると数字をひたすら足して書いて足して書いての繰り返しなので、苦行です。

 

 

まだ他にも企業独自が作成しているテストもあり、たくさんの種類があります。

 

 

どうやって対策するの?

 

 

たくさんの種類があるので、全て対策しようとすると膨大な時間がかかってしまい、効率的でありません。

どうせなら効率的に対策を進めましょう!

 

企業は毎年同じ種類の適性検査を使用する傾向があるため、志望企業・業界がどのような適性検査を行なっているのかということを事前に調べておくと、効率的に対策できます。

調べ方は就職四季報や大学の就職センターに情報があることが多いです。

もしわからなかった場合は、とりあえずSPI3の対策をしていてください。

一応一番使用している企業が多いことになっておりますので。

 

具体的な対策方法についてです。

適性検査には解き方というものがあります。

その解き方さえ理解できれば、難しいことはありません。

ただし、その解き方がわからなければ非常に難しい問題もあります。

初めは全く解けなくても、参考書を1日に1カテゴリ進めるというように地道に努力することが最も確実な対策です。

 

また、いつまでに対策するのかということは非常に重要です。

企業の選考に合わせて対策は終わらせておかないと、適性検査で落とされてしまいます。

 

全く知識がない状態から勉強を始めると、1ヶ月は時間がかかります。

また筆記試験以外にも業界・企業研究や自己分析を平行して進めていかなければならないので、時間は限られています。

きちんとした計画を立てることが就活の成功に繋がります。

 

適性検査で落とされるということは「この学生は選考する価値がない」と判断されるのと同義なので、そんなことにはならないようにしっかり対策しましょう。

 

今回はこの辺りで失礼いたします。