こんにちは!Naoです。
今回は企業の基本的な選考基準についてお話ししていきます。
選考基準について皆様は考えたことがあるでしょうか?
これを知っていれば、自分が落ちたときになぜ落ちたのかがわかります。
今回ご紹介する基準はあくまでも基本的なベースのようなものです。
各企業はこれにさらに自社の基準を設けているので、これだけというわけではありませんので、ご注意してください。
目次
選考基準について
どの企業も選考基準に基づいて採用活動を行っています。
企業によって細い点は異なりますが、大きくは2つに別れています。
それは感情と能力です。
企業は学生側と、この感情面と能力面のマッチングを図り、内定を出すかどうかを決めているのです。
感情面のマッチング
感情面のマッチングとは、企業の価値観と学生の価値観があっているかどうかということです。
企業の価値観とは、企業理念や社風のことです。
学生が企業理念をしっかり理解し、一緒にその理念を達成する心があるかどうか。
学生が社風に合うかどうか。
ということを選考を通じて確認していきます。
一番良いのはあなたの将来成し遂げたいこと、やりたいことがその企業の理念に近いものであることです。
この状態であれば完璧です。
そうでない場合でも、なんとか企業理念に結びつければなんとかなります。
社風は同じ業界でも企業によって全く異なります。
大人し目の企業もあれば、ガツガツした体育会系の企業もあります。
業界や職種、扱う商材によっても変わるので、非常に難しいです。
人事が言うこともあまり当てになりません。
実際に社員にあうか、職場を見学することで、その社風を感じ取るしかないです。
体育会系になりやすい業界・職種
業界→人材、金融、不動産、商社、
職種→営業
能力面のマッチング
能力面のマッチングとは、学生の持つ能力が企業に合うかどうかということです。
例えば、技術力のあるエンジニアが欲しい企業に文系の学部生が応募しても、能力が足りないため、落とされてしまうでしょう。
もし、苦労して何かを成し遂げたことがある、もしくは他の誰にもできないようなエピソードがある人は、それを買われて能力があると判断されることがあります。
例えば、「大学スポーツで全国制覇したときにキャプテンだった」というエピソードがあれば、人としての能力が高いように思えます。
双方のマッチングだけが採用につながるわけではない
このように感情面と能力面の双方を鑑みて企業側は選考を進めています。
しかし、必ずしも企業はこの2つを持っている学生を取っているわけではありません。
技術職はともかく、総合職に関しては特にそうです。
「能力はずば抜けているけど、うちの社風には合わなそう」
「社風絶対合うし、理念共感もしてくれている。でも能力があんまり良くないな」
このように、片方が素晴らしいのにもう片方があんまり良くないという状況が考えられます。
このような場合でも企業は内定を出します。
なぜなら足りない方は入社後に補えば良いと考えるからです。
それではそれぞれの企業の特徴をご説明します。
感情◯能力✖️で採用する企業の特徴
このような企業は全員が一つの方向を向いて日々頑張るので、非常に雰囲気がよく社員同士の仲も良い企業です。
社内行事なども大事にするような企業です。
ただし仕事の要領は決して良いとは言えないかもしれません。
人柄が合えば採用される可能性は高いです。
社員同士の仲が良く、理念を口酸っぱくいうような企業はこのタイプの企業である可能性が高いです。
居心地が良いはずですから、離職率もおそらく低いでしょう。
その代わり、辞めようとすると必死で引き止められ、離職することができずに鬱になる可能性があります。
個人的には、殺伐とした雰囲気よりはみんな仲良くいる方がストレスがたまらなそうなので、もう一つの方よりはこちらの方が良いと思います。
これは完全に個人の好みです。
価値観✖️能力◯で採用する企業の特徴
このような企業は全員がバラバラの方向を向き、あまり社員同士の交流が多くない企業です。
自分の目的を果たすためだけにその企業にいるので、その目的が果たされれば基本的にみんな退職していきます。
そのため離職率も高い可能性があります。
社内の雰囲気は結果を出したもの、能力があるものこそ正しいという風潮です。
能力のある人にはそれ相応の賃金も支払われます。
恐ろしく有能な人が多いので、そのような人たちと競争したいと考える人にとってはオススメです。
完全実力主義の会社がこのような傾向があります。
内定を絞る企業
実際には感情と能力2つとも兼ね備えている人にしか内定を出さないという企業は多くありません。
内定を出しても来てくれる学生はだいたいその半分くらいですので、見込みのある学生には内定をとりあえず出しておいた方が、優秀な人材の流出を防げます。
採用担当者が怖いのは、自分たちが落とした学生が競合他社で活躍してしまうことです。
この場合は、落とした自分たちに目がなかったということになってしまうので、上司に怒られてしまうかもしれません。
ただ、中には2つとも兼ね備えていないと内定を出さない企業もあります。
その企業は内定を本当に絞っている企業で、内定自体に非常に価値があります。
もしそのような企業から内定をもらえたら、誇って良いですし、その機会を無駄にしないようにしましょう。
まとめ
あなたは選考に落ちた時「あの企業は自分には合わなかったんだな」と理由を考えることを放棄していませんか?
それは非常にもったいないです!
人は失敗から学ぶ生き物です。
失敗することは何ら恥ずかしいことではありません。
ただし、その失敗から何を学ぶかが大事なんです。
そのため、自分が選考で落ちた時こそ、なぜダメだったのかということをしっかり考えましょう!
今回はこの辺りで失礼します。
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