こんにちは!Naoです!

 

今回は前回の続きで、ベンチャー企業を見始めたあたりから、がむしゃらに就活をし続け、大手と決別するまでを語っていきたいと思います。

 

 

良くわからないから全部行く

 

 

ベンチャー企業を調べる上で、私は業界を絞っていませんでした。

理由は自分にあう仕事なんてわからなかったということと、今興味があることでもこれから先ずっと興味があるかどうかわからないということです。

 

これまで大手を考えていた時はB to Bのメーカーであったり、損害保険に絞っていた私は、それ以外の業界については全くわかりませんでした。

特にIT系は全く分かりません。

 

ただ、マッチングイベントに参加したことがきっかけで予定だけは埋まっていきました。

そこで私は予定が合う限り、関わりのあった全ての企業を見に行くという行動を取りました。

 

まずは行ってみて、そこで自分に合うかどうか決めようという思考でした。

このような行動をとったからこそ今の私がいるのですが、結論からいうと非常に苦しい就活の始まりになってしまいした。

 

 

目まぐるしい毎日

 

 

当時はまだ大学3年の11月頃なので、まだまだ授業も残っていました。

さらに私は個人的に論文を執筆していたので、授業に出ながら論文を書きつつさらに就活をしなければならないという状況に陥りました。

これが非常にきつかったです。

 

午前中に授業を受け、昼をコンビニのおにぎりで済ませて午後に企業へ。

夕方に授業を受けに戻ってきて、その後に論文を書くという生活でした。

論文自体は11月中には終わったのですが、論文がなくても自己分析や筆記試験対策をしなければならないので、忙しさは変わりませんでした。

 

12月からは徐々に選考も始まったので、面接で言うことをまとめる必要がありました。

業界を絞っていなかったため、それぞれの企業で志望動機を考えるのが非常に辛かったです。

 

 

体との戦い

 

 

私は体が丈夫な方ではないので、この忙しさに徐々に押されていきました。

週に何回か休めればよかったのですが、土日ですらも必ずどこかの企業の予定が入っており、満足に休むこともできません。

 

毎日忙しい上に満員電車でさらに体力と精神力を削られ、ボロボロでした。

その結果、毎月1回必ず体調を崩しましたし、イベント中に気分が悪くなると言うことが多発しました。

 

それでも休むわけにはいかなかったので、なんとか参加していましたが、無理なものは無理でした。

 

皆さんはきちんと休みを取り、自分のペースで就活をやってください。

 

 

良いこともあった

 

 

ただ悪いことばかりではありませんでした。

 

がむしゃらに就活を行なったことで、だいたい1ヶ月くらいで就活の基礎的な部分を網羅でき、グループワークやディスカッションも強くなりました。

企業の方と話す機会も多くあったので、良い印象を与えられている時とそうでない時がなんとなくわかるようになりました。

あまりウケがよくない場合は話す内容をすぐ変えたりしていました。

数をこなしたからこそできた芸当です。

 

他の学生と同じようなことをしても選考で勝てないと思ったのもこの時期です。

がむしゃらに動いたことで、いろいろな人と出会いました。

世の中には自分よりも格段に優秀な人が多くいることを実感し、そのような人と自分が何でなら戦えるのかということも考えるようになりました。

 

そこで私は自分のステータスや頑張ってきたことに加えて、誠実さをアピールすることにしました。

 

自分が答えにくい質問でもなんでも話しました。

不安に思っていることや悩んでいることも正直に話しました。

今思えば、そのような姿勢が面接官にも伝わったのかなと思います。

 

 

かたまり始める就活の軸

 

 

11月、12月と数多くの企業に行き、様々な人と会い、多くのことを学び吸収しました。

色々な考えを参考にしながら私は自分の就活の軸を定めていきました。

 

私の軸は3つでした。

 

市場価値の高い人間になれること

 

職を失いたくないと思い、そのためにはどうすれば良いかを考えた結果、企業から求められるような人材になることを思いつきました。

さらに日本には優秀なマネージャーが少ないという情報を耳にし、優秀なマネージャーになれれば、引っ張りだこになるだろうと考えました。

マネジメント能力を上げるために手っ取り早いのは経験することです。

そのため早くからマネジメントをやらせてくれる企業、昇進が早い企業というくくりで企業を考えた結果、ベンチャー企業を受けることにしました。

 

人・社風が自分に合うこと

 

自分のこれまでを振り返ってみて、自分の居心地が良い時に一番パフォーマンスを出せていたので、居心地も大事にしたいと思いました。

人事だけをみても判断がつかないのでこれを大きな要素にしてしまうと危険なことは確かです。

そこで私は、人事の対応や雰囲気から察することにしました。

気に食わない企業は最後に決める時に全て省きました。

 

業界・企業でチャンスが多いこと

 

業界にチャンスがなければその業界にいる意味はないです。

また企業が拡大傾向になければ自分が昇進するチャンスも回って来ないので省きました。

 

 

大手との決別

 

 

私の就活の軸は大手企業は合いません。

日系の大手企業は年功序列なので、勤務数の長い人から昇進していきます。

10年くらいしないと課長にもなれません。

またポストはすでに埋まっているので部長にすらなれないで一生を終えてしまうかもしれません。

 

私は早く昇進してマネージャーとしての能力を磨きたいという目標があるので、大手企業はそれには適さなかったのです。

 

元は大手企業に入ってバリバリの安定生活をを求めていた私ですが、いつの間にかベンチャー企業が第一志望となってしまいました。

「ミイラ取りがミイラになる」とはまさにこのことです。

 

 

こうして当時の目的であった大手企業から決別し、ベンチャーに絞りました。

 

次回からはベンチャーに絞った後の就活についてお話ししていきます。