こんにちは!Naoです!
今回、前回の続きで、私の就活体験談の最後までをお話しして行こうと思います。
目次
内定がたくさん出る
1月から3月の間で私は内定が8つほど出ました。
4月の頭にもう一つ内定が出たので、私は計9社の内定が出ていたことになります。
内定をたくさんもらえたことは良かったのですが、私は内定について勘違いしていることが3つありました。
就活のゴールは内定ではない
内定をもらうまでの私は、就活のゴールは内定をもらうことだと思っていました。
内定をもらえさえすれば、そのあとは簡単に決まるだろうと思っていました。
しかし、内定をもらった後にはその内定を承諾するかどうかという問題があります。
最初の内定が出た時、その時点で他にも10社ほど受けていましたので、内定が出てしまったからと言って、すぐに承諾してしまうと他の会社が受けられなくなってしまいます。
また、たくさん内定が出てくると、「自分に本当に合う会社はどこだ?」と迷ってしまいます。
選択肢が多いことによって起こるジレンマです。
意外と質問しづらい
私の当初の計画では内定をもらった後に聞きづらい質問をして選ぶといったものでした。
しかし、私の性格上、お世話になった会社に遠慮なくズバズバと聞くことはできませんでした。
また、話を聞く機会を設けてもらうのさえ申し訳なく感じてしまい、ろくに話も聞かないで判断することもありました。
内定承諾には期限がある
内定をもらったらそれを承諾するかどうかを決めなければなりません。
その承諾の期間も会社によって定められます。
いつまでもキープできるわけではないのです。
私はいつまでもキープできると思っていたので、非常に後悔しました。
自分が入社しない場合はどこかのタイミングで必ず、切らなければならないのです。
つく自信、葛藤する自分
内定がたくさん出たことで、自分に自信がついたのはよかったと思います。
自分が必要とされていると感じ、社会から認められたような気がしました。
ただ、内定がもらえたことについて嬉しかったのは最初だけです。
それ以外は「またか」と思うようになりました。
内定が増えれば増えるほど、どこかで断らなければなりません。
回答は早い方が良いのですが、私は他に企業を受けていたので、なかなか出せません。
頭が狂って、内定をもらった後にもかかわらず、新しい企業を探していたりしていました。
「自分に合う企業ってなんなんだろう?」
「自分が本当にしたいことって何かな?」
このようなことを常に考えるようになりました。
自分が何をしたいかわからなくなる
初めの頃に立てていた就活の軸は市場価値の高い人間になることでした。
私の内定をもらった会社の中ならどこでもそれは達成できそうでした。
そうすると、決め手がなくなってしまいます。
何で決めれば良いかわからなくなってしまったのです。
様々なところで相談をしました。
内定をもらった企業や就活エージェント、友達に相談をしました。
ある就活支援会社の取締役の方と話した時、次のようなことを言われました。
「いろいろ悩んでるけど、悩む必要なんてない。自分が成し遂げたいことが一番できそうな会社を選べば良い。それ以外はない。」
そこで私は自分のなりたい姿、実現したいことを確認して、それに一番合う企業を考えました。
しかし、それがなぜかしっくりきませんでした。
そこで自分が本当にしたいことがなんなのかわからなくなってしまったのです。
どの企業もそれぞれ良い企業
私が内定をもらった企業はそれぞれ良い企業でした。
これから上場する企業であったり、若いうちからたくさん稼げる企業、社員のことを第一に考える企業やSEになれる企業、他の企業では決してできないような経験を積める企業や、営業としてものすごく成長できる企業と様々でした。
ホワイト企業とか福利厚生が良いと言う話ではありません。
自分が将来市場価値の高い人間になれそうな会社が多かったと言うことです。
ただ、その方法や過程が多種多様で、何を選べば良いかわからなくなったのです。
「この企業は将来性が良いな。でもあの企業は社風が素晴らしい。その企業は仕事が非常にハイレベルだ」
それぞれの企業で良いところが違っていて、何を一番に考えるかによって入りたい企業が変わってしまうのです。
これが私を悩ませた最大の要因でした。
企業を絞る
3月までで私は8つの内定を出しました。
しかし、3月の終わりまでに4つにまで頑張って絞りました。
私は何か一つを必ず成し遂げると言うことがしっくりきませんでした。
私は飽き性なので、今成し遂げたいと思っても今後それが変わらない保証はどこにもなかったからです。
そのため何か一つしか成し遂げられないような企業は辞退しました。
また、私が好きになれた企業を残しました。
あまり好きではない企業に入ったところで、そのまま好きじゃないまま仕事をすることが嫌だったからです。
自分が企業に求める要素を全て書き出し、それを表にして主観的に点数化したりしましたが、それでできたのは絞る作業だけでした。
決めるまでには至りませんでした。
4つまでは絞れましたが、そこから1社決めなければなりません。
これが本当にきつかったです。
最後の決め手
最終的に私は非常に非論理的な理由で企業を選びました。
それは「自分が求められているかどうか」と「同期や社内の雰囲気です」です。
自分が求められているかどうか
自分がどれだけ求められているかわかる基準は、その企業がどれだけ内定を絞っているかどうかです。
内定を多く出す企業は、別に自分がいなくても替えがきくようになっています。
別に私が入らなくても他に優秀な人がいるから問題ないのです。
一方、内定をものすごく絞っている企業から内定が出るということは、本当にその企業から求められているということになります。
自分が必要とされていると人間は嬉しいものです。
同期や社内の雰囲気
私はどんな人と働くかということも大事にしたいと思っていました。
私が残していた会社は非常に個性的なメンバーばかり集まっていました。
強烈な個性やセンスで懇親会などに参加しても全く退屈しませんでした。
しかし、一緒に働くとなると自分がその中で埋もれてしまうのではないかと思ってしまいました。
また、強烈な個性を持つ人たちとずっと一緒にいると疲れてしまうとも思いました。
それよりも選考で一緒だった学生や、面接をしてくれた人たちが落ち着いていて、非常に暖かった企業の方が私は好きでした。
結論
この要素を兼ね備えていたのが、いま私が内定を承諾している企業(今の会社)です。
今の会社は、非常に内定を絞っていると私は感じました。
さらに、最終面接が終わった直後から、「うちに来て欲しい」ということを言われていました。
面接もやりやすかったですし、選考の時に一緒だった学生の雰囲気が落ち着いていて非常に和やかでした。
こうして私の就職活動は幕を閉じました。
正直、自分でも今の企業を選ぶとは思っていませんでした。
ただお金を稼ぎたければ他の会社の方が良かったと思います。
難しい仕事がしたいなら他の企業でよかったです。
私生活を充実にさせたくても他の企業でした。
いつまでも悩むのは良くないと思い、その場で内定を承諾しました。
就活を通じて学んだことはまた別の機会にお話ししますが、
一番大事なことは自分が納得するかどうかだと思います。
周りがどうではなく、自分が一番納得できる道を目指してください。
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