こんにちは!Naoです!

今回は以前ある面接の際、その会社の社長に言われた「自分に合う企業なんてない」という考え方についてお話ししていきます。

賛否両論あるとは思いますが、一つの考え方としてご紹介します。

 

 

面接の一コマ

 

 

あれはあるベンチャー企業の最終面接の時でした。

逆質問で、いろいろ聞いていましたが、その話の中で、自分が今様々な企業で迷っているということをお伝えました。

その際に、「自分に合う企業ってあると思ってる?」という風に聞かれました。

 

私は少し困惑しました。

私の就活は、内定をもらった中から自分にもっとも合う企業を選ぶという流れを考えていました。

就活は自分に合う企業を探すものだとばかり考えていたので、意味がわかりませんでした。

 

 

自分に合う企業なんてない

 

 

その時の面接官だった、社長は「自分に合う企業なんてない」とおっしゃっていました。

「会社が自分に合わせてくれるのではなく、会社に自分が合わせるんだよ」というお話をしてくれました。

 

「自分に合った会社があるはずだ」という意識はリクルートによって作られたそうです。

リクルートはこの考えを普及させることによって一石四鳥もの得があります。

 

就活が長期化する原因

 

リクルートはリクナビというナビサイトを運営しています。

これは就活において、就活生がたくさん見るサイトで、ここに広告出稿する企業からお金をもらうビジネスモデルになっています。

これは就活が長引けば長引くほど、その期間広告料が入り込むことになります。

 

「自分に合う企業ってなんだろう」と学生が悩めば悩むほど、就活は長期化します。

様々な企業の説明会を受けたり、面接を受けに行くと、長期化していくのです。

私自身はガッツリ就活をしたのは5ヶ月くらいでしたが、軽いものを含めれば、10ヶ月ほどになります。

中には、一度内定をもらった後にその内定を拒否し、また一から就活を始める人もいます。

 

初めから目標があったり、自己分析がきっちりできている人はそこまで長くならないかもしれません。

しかし、悩んでしまう人は少なからず存在します。

 

入社後に辞めてしまう現象の原因

 

また、入社後3年後までに「会社が自分に合わない」と思った人がやめてしまうことがあります。

 

入社する前とそのあとでギャップがあることで、せっかく入った会社を退職してしまうことがあります。

それが人間関係であったり、セクハラ、モラハラなどなら仕方のないことです。

「思っていたのと違う」

「こんな仕事をするためにこの会社に来たわけではない」

のような理由で辞めてしまうのは非常に勿体無いことです。

 

しかし、リクルートにとっては非常にメリットのあることです。

このような人が増えれば増えるほど、転職市場が活発化し、転職のナビサイトに広告を出稿する企業が増えるので、売上が上がります。

 

結婚へ発展

 

これと同じことが結婚についても行われます。

リクルートはゼクシィを

自分に合った会社と同じように、自分に合った異性という認識をつけることによって、初婚とバツイチについても取り込むのです。

 

自分に合うか合わないかという認識を当たり前にすることによって、一石四鳥の得があるのです。

 

 

自分が合わせる必要がある

 

 

「自分に合う会社なんてない」というお話を聞いたときに、どうすれば良いのかも社長は教えてくれました。

 

「まずは自分が会社に対して奉仕すること、それを数年間続けてみる、そうすることによって、何か見えてくるから、それまでは耐えなさい。

耐えてみて、それでもダメならそん時に考えてみなさい」

 

このようなことをおっしゃっていました。

 

環境があまり良くなくてもすぐに辞めるのではなく、自分なりに続ける努力をすることで、社会人として成長できるということらしいのです。

 

つまり自分が会社のやり方や考え方に合わせていく必要があるのです。

 

 

私の見解

 

 

この話を初めて聞いた時、自分に合う会社という考え方を刷り込むことによってリクルートの得になるということは「なるほど」と思いました。

辛いことがあっても続けた方が良いことは「当たり前のこと」だなと思いました。

 

ただ、自分の会社のために奉仕しなさいという考えがいかにもブラック企業らしく聞こえてしまいました。

会社で利用するために洗脳しているかのように聞こえます。

 

会社のために働くことは当たり前のことですが、それは強制されるものではなく、自分から主体的に思うことなのではないかと思います。

他人に言われてやるのではなく、自分が会社のために働きたいと自然と思うようになることが重要だと私個人は考えています。

 

また、「自分に合う会社はない」ということは確かにそうかもしれませんが、「自分に合わない会社」は必ずあると思います。

自分がこれだけは譲れないというものを考慮してくれないような会社に入るだけ無駄だと思います。

例えば、年収1000万円稼ぎたいのに、絶対に500万円しかいかないような会社に入るだけ無駄です。

早く昇進したいのに、昇進するには数十年かかるような企業にいても無駄です。

 

面接した会社自体はブラック企業だとは思いませんし、社長もとても良い方だと思います。

ただ、この「自分に合う会社はない」という論題については、私はこのように考えました。

 

 

いろいろな考え方はあると思うので、一つの参考にしてみてください。